家の中に居るとなんとなく体調が悪い・・・その原因はシックハウス症候群かもしれません。

シックハウス症候群の、よくある症状をまとめました※。
これを機会にセルフチェックしてみましょう。

目に刺激があり、チカチカする。目に刺激があり、チカチカする。鼻水、涙、咳が出る。涙が出る。
頭痛、めまい、吐き気がする。発熱する。疲れやすく、眠気がある。
皮膚が乾燥する、赤くなる、痒くなる。呼吸が苦しくなる。鼻や喉が乾燥したり、刺激や痛みがある。
※これら症状は、あくまで参考です。他の病気の可能性もありますので、症状が気になる方はまずはかかりつけの医療機関に受診することをお勧めします。

【シックハウス症候群を引き起こす原因物質】

シックハウス症候群が発症する理由は、室内の空気中に含まれている揮発性有機化合物(VOC = Volatile Organic Compounds)の濃度が上昇している状態であると見込まれます。

揮発性有機化合物(VOC)は、建材や家具(タンス、椅子、机など)に使用されている合板や接着剤、プラスチック製品に含まれており、少しづつ揮発して室内に放出されます。

揮発性有機化合物一覧例

揮発性有機化合物室内濃度指針値
単位:/m3
利用材料建基法※2
測定/規制対象
ホルムアルデヒド100μg
(0.08ppm)
合板接着剤, 合板, バーティクルボード, MDF,
フローリング材、断熱材、ビニル壁紙、
壁紙施工用でん粉系接着剤など
〇測定
◎規制
アセトアルデヒド48μg
(0.03ppm)
自然木材から発生〇測定
トルエン260μg
(0.07ppm)
油性ニス、接着剤など〇測定
キシレン200μg
(0.05ppm)
油性塗料、アルキド塗料、
アクリル油性塗料、接着剤など
〇測定
エチルベンゼン3800μg
(0.88ppm)
油性塗料、接着剤など〇測定
スチレン220μg
(0.05ppm)
油性塗料、接着剤など〇測定
パラジクロロベンゼン240μg
(0.04ppm)
油性塗料、接着剤など
テトラデカン330μg
(0.04ppm)
油性塗料、接着剤など
クロルピリホス1μg
(0.07ppb)
(小児:0.1μg, 0.007ppb)
使用禁止物質◎規制
フェノブカルブ33μg
(3.8ppb)
ダイアジノン0.29μg
(0.02ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル17μg
(1.5ppb)
油性塗料、接着剤など
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル100μg
(6.3ppb)
油性塗料、接着剤など
TVOC(暫定)400μg
参考文献、資料※1: 厚生労働省:室内空気中化学物質の室内濃度指針値について
※2: 建築基準法により、建物引き渡し時に室内空気濃度を測定して測定対象のVOCが基準値以下である事が必要。
規制対象は、使用する材料に含まれているホルムアルデヒドの量により、使用できる材料の量が定められている。

【VOC対策でなぜ、ホルムアルデヒドなのか?】

 ホルムアルデヒドは、合板や接着剤、壁材など多くの建材や家具などに多く使用されており、室内の空気中に含まれている揮発性有機化合物(VOC)の一番の問題となっております。

 そのために、建築基準法では検査対象+規制対象の二通りの方法でホルムアルデヒドの濃度を監視するという事を行っておりますが、完全に除去するまでに至っておりません。

 なぜ、ホルムアルデヒドはこのような注意が必要なのでしょうか?

 これは、ホルムアルデヒドが発がん性物質であり大変危険な化学物質だからです。

 それにも関わらず、今もなお建材や家具に使用する接着剤にはホルムアルデヒドが含まれており、日々の暮らしの中で放出の危険性が長期間にわたって続きます。

 例え室内の濃度が僅かでも、日常的に吸い込むことにより、シックハウス症候群や化学過敏症など身体的に影響を及ぼします。放出される量によっては、白血病などのガンを発生させる危険性もあります。
ホルムアルデヒド測定
ホルムアルデヒドの測定

【どのように対策を行えば良いのか?】

ホルムアルデヒド対策として良く挙げられるのが、換気をする方法です。

しかしならが、部屋の広さや置いている家具などによりホルムアルデヒドの放出濃度は異なる為に、換気だけでは十分な対策が取れていない場合が多々あります。

それに、家具や建材からホルムアルデヒドの放出がなくなるまでには数年の時間を要します。

このような事から、ホルムアルデヒド対策はなかなか思うように対策がとれていませんでした。
換気で窓を開ける
消臭コーティング剤S-3Tは、ホルムアルデヒドを除去する量が計算する事が出来る画期的なコーティング材料となっております。

これは、施工前に実際のアルデヒド濃度を測定して、この測定結果を基に室内のホルムアルデヒド放出材料からの全放出量を丸昌産業のオリジナルプログラムで算出した上で、適正な消臭コーティング剤 S-3Tの使用量予め算出することが出来ます。

この計算結果で算出された消臭コーティング剤 S-3Tを室内に塗布することによってしっかりとホルムアルデヒドを除去することが可能となります。
S-3T消臭性能計算式